販売時に実際に撮影した写真や動画を見てもらうことでカメラの画質の良さを理解してもらえ、購入につながったと感じた。また、カメラにこだわる女子大学生は既に一眼レフカメラやミラーレスカメラを所持しており、2台目のカメラを購入することに抵抗があったのではないだろうかと考えられる。
そして、2017年12月20日、駒形ゼミとのインゼミで駒形先生から下記のようなご意見頂いた。
- 費用を渡邊先生から建て替えてもらうのではなく、自腹やクラウドファンディングなどで費用を集めた方が良かったのではないか。
- PRが足りなかった。
- 相乗効果として、他グループの製品と組み合わせて販売したら良かったのではないか。
- 需要曲線を考えるべきだった。
- 結論として、学園祭で販売するには飲食でないと駄目だったと捉えて終わりにするのではなく、工夫する余地がもっとあったのではないかと振り返ってみてはどうか。
また、駒形ゼミ生の方々からは下記のようなご意見を頂いた。
- ライバル分析が足りない。
- 昨年の学園祭での来場者の人数、年齢層の分析は事前にしていたのか。
- 価格アンケートに関して
→「○○円で購入しようと思うか」よりも「いくらなら購入しようと思うか」と聞いた方が大体いくらで売れるかという相場が分かったのではないか。
- せっかく深圳の市場を調査できたのに、目当てのアクションカメラを探すことに必死になっていたように思った。
→事前に商品を決めて行くよりも、面白い物を見つけに行く方が良かったのではないか。
- 目的は売り上げを出すことなのか、売り切ることなのか。
- ライバルとなる商品が周りで販売されていないのは、何か売れない問題(例えば、もう需要がなくて売れないなど)があるからではないかという推測ができていなかったことが問題である。
- 旅費を含めて利益を計算した方がいいのではないか。
- 中国と日本で客層に違いはあるのか。
→中国で売れていなかったら日本でも売れないのではないか。しかし、期待するニーズの違いがあれば、視点を変えれば日本でも売れるのではないか。
- 中国ではどのような売れ行きがあり、どのような使われ方をしているのか。
- 売る時期を考えるべきだったのではないか。
→スキーや海で使える時期の方が売れたのではないか。
自分たちに馴染みのない経済学視点で、商品について上記のようなアドバイスを頂き、数多くの反省点を発見することができた。駒形ゼミ生の方々からご意見を頂いて、今回の商品企画での1番の問題点は学園祭という市場に商品のアクションカメラが当てはまっていなかったことだとしみじみと感じたのだが、駒形先生がおっしゃっていたように、工夫の仕様がまだまだあったと反省した。ビジネスをするために何が必要なのか、障害を学ぶことができた。