はじめに、商品企画

はじめに 

 私たちの班は学祭で電球ソーダを売る企画をしました。電球ソーダとは、電球型をしたプラスチックのボトルにソーダ飲料を入れ、ストローの部分に小さな電球をつけたアイデアドリンクです。韓国発祥で日本でも流行しています。 

私たちはもともと、アクセサリーに通信や通知の機能が備わったウェアラブルガジェットであるスマートジュエリーを販売する予定だったのですが、授業内での発表の際に、Bluetoothを使用するにあたる技適マークなどの電波法や通信系の問題についてレクチャーを受け、日本で売ることが難しく、良い解決策が見出せなかったため、結果として電球ソーダを売ることにしました。 

電球ソーダを選んだ理由は、今回は学祭で売ることが目的だったため、見た目が重要と考え、見た目にインパクトがあり、かつ学祭の雰囲気にあったものとして選びました。また、フィールドワークで訪れる深圳が電気街であり、電球系が安く大量に調達しやすいこと、若者の間で話題になっていることが理由として挙げられます。 

本論では、学祭で電球ソーダを売るための戦略や予想、結果を踏まえた分析について触れていきたいと思います。 

 

 1節 商品企画の考え方 

 ベネフィットは、インスタ映えです。流行語大賞にも選ばれたインスタ映えですが、今はインスタ映えが人々の生活に大きな影響を与えていて、学祭で楽しませられる要素の1つと考えました。また、のどを潤すことももちろんですが、それだけではなく、飲み終わった後にもボトルを花瓶やインテリアなどとして使用することで、思い出に残し続けることができるということです。最近、インスタ映えのために商品を買い、写真を撮るだけ撮って、物自体を楽しまなかったり、捨てたりしてしまう問題が起こっているので、この電球ソーダは飲んだ後も物自体を楽しめるところがポイントとなると考えました。 

私たちは、学祭に来た学生で、その中でも特に、SNS映えに敏感で流行に反応を示しやすいインスタグラムを利用している女子学生をターゲットと捉えました。