販売の戦略 

1.価格調査の結果 

周囲の大学生を対象にアクションカメラの実物または写真を見せ、「3,000円で購入しようと思うか」価格アンケートを行った。 

方法:LINEやInstagramのDMを利用したり、聞き取り調査をした。 

回答数:60人(男子5人、女子55人) 

→Yes 14人(男子0人、女子14人) 

  1. 値上げしても購入しようと思う10人(5,000円2人、3,500円8人) 
  1. 値上げしたら購入しようと思わない4人 

→No 46人(男子5人、女子41人)                                

  1. 値下げしても購入しようと思わない33人 
  1. 値下げしたら購入しようと思う13人 

(2,500円4人、2,000円6人、1,500円2人、1,000円1人) 

 

価格アンケートを通して、値下げをすれば購入しようと思う人数が増えることが分かったが、その一方で500円以上値上げをしても購入しようと思う人が10人もいることが分かった。購入しようと思わない人の多くはカメラに興味のない人たちで、購入しようと思う人の多くはもともとカメラに興味のある人たちだった。今までは女子大生をターゲットに考えていたが、ここでカメラに興味のある人へターゲットを変更し、下記のように価格を設定した。 

Ⓐ.カメラ本体+付属アクセサリー:2,980円 

Ⓑ.Ⓐ+マイクロSDカード+三脚:3,480円 

 

2.価格設定 

日本人に馴染みのある端数に設定した。始めからセット価格を出すとインパクトが足りないと思い、カメラと付属のアクセサリーで2,980円、三脚やマイクロSDカードを自分で揃えようとすると数千円かかるところ、セットで購入してくれる方には3,480円で販売。たったワンコイン多く払って三脚とマイクロSDカードが付いてくるなら、そちらの方がお買い得だと思って買ってもらうように誘導するため、セット価格で500円しか上乗せしなかった。 

 3.非価格手段の工夫  

コンセプトを「プチゴープロ」とし、アクションカメラに興味がある人たちを主なターゲットとした初心者向けアクションカメラとして販売する。  

プロモーション方法は「実演販売」とし、カメラを手に取って撮影体験をしてもらい、実際にこのカメラで撮った写真や映像はどれほどかを見てもらう。事前に自分たちで撮影した写真を見てもらったり、動画をディスプレイで流した。  

付属の説明書は英語と中国語で記載されていたため、日本語の簡易説明書を作成した。